第2回 キャッチコピーとUSPはどう違う?

キャッチコピーの中に「USP」が含まれていれば、それはUSPの効いたキャッチコピーであり、別物ではなく重なる概念です。有名なキャッチコピー「そうだ ○○、行こう。」や「○○、入ってる」は印象付けには優れていますが、リーブスが定義するUSPの原則に照らすと、「強い主張」「独自性」「購買意欲を喚起する力」に欠けており、USPとは言えません。
中小企業においては特に、「売れること」に直結するUSPの重要性が強調されています。
USPが効いたキャッチコピーの好例として「吸引力の落ちない、ただ一つの掃除機」というダイソンのフレーズを紹介。USPの効いたキャッチコピーは商品の価値を素早く伝える力があり、それによって価格競争に巻き込まれず、高価格でも売れるようになります。